前回に引き続き中田監督のお話をさせていただきます。
現役最後のオリンピックの後、27歳で代表を引退した中田監督はモデル、タレントとして第二の人生を歩み始めます。時々、試合解説でそのお姿は見かけるものの、完全にコートからは姿を消してしまいました。15歳で日本代表に選ばれてから十数年間、日の丸を背負い続けてきた過酷さを想像するだけで、中田監督の取った行動は痛いほどよくわかります。
「金メダル以外はメダルじゃない」
私が高校生の時に初めて見たロサンゼルスオリンピックの時の新聞各紙の大見出し
「銅」メダルは「金」と「同」じと書く
を受けての中田監督の言葉でした。純粋にすごい人だなあと思ったことを覚えています。だからこそ、ロサンゼルス銅、ソウル4位、バルセロナ5位と徐々に低迷していく全日本に対して、チームキャプテンとしてのけじめをつけたのかもしれませんんね。
むなしさをかかえながら十数年間のタレント活動を続けた後、41歳の中田監督にある転機が訪れます。
尊敬するお父さんの「死」です。
中田監督の第三の人生については次回・・・
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