「信じるか信じないかはあなたしだい」
「子供は親を選んで生まれてくる」のだそうです。本当なんですかねえ。私自身、成功もなんにもしていない非常に中途半端な親です。娘も息子もなんとか大学には行かせましたが、ろくなお小遣いもあげることができません。こんな貧乏な親、本当に選んだんですかねえ。
と、思っていたら、20年経ってまったく親に迷惑をかけないしっかりした大人になっていました。ありがたいことです。娘に至っては就職試験の面接で、なんとほんの少し「親父自慢」をしたそうです。何を話したか教えてくれませんが。まあ、自慢できることがあるとすれば、二人を大学に出すために、仕事を掛け持ちして朝から晩まで働いたことぐらいでしょうか。それも、本業だけでは子供を大学にも行かせられない情けなさから出た結果なのですが。
でも今までの経験をふまえて、これだけは自信を持って言えます。
「私は選ばれた親父なんです」
かわいい娘と息子に選ばれた「栃木選抜」ならぬ「親父選抜」です。もし、生まれながらにして病を得たり、障害を持ったお子さんをお持ちなら、その子が「この人たちなら安心、きっと大丈夫何とかしてくれる」とあなた方の能力を高く高く評価し選んで生まれて来たということになります。もうここまで来ると「全日本父母選抜」です。なんと素晴らしい!!
子育てをほぼほぼ終えて、今言えることがあります。
「子どもが10歳なら親としても10歳。一緒に成長すればいいんです」
「半人前でいいんです。何も出来ないと力の無さを感じたのなら、一生懸命、親の背中を見せてあげましょう」
「そして、わが子を信じましょう」
だって「破れ鍋に綴じ蓋」最後はしっくりくるようになってますから。
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